腰痛

急な腰痛に対して効果のあるセルフケアと行って効果的だったケアの紹介

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今回は急に強くなった腰痛で来店された方へ効果的だったケアと、
いざという時に家でも行える応急処置についてをご紹介します。

1:腰が急激に痛くなった時に気を付けること

痛みが急激に強くなった時は、まずは安静にすることが大事です。

と言っても、痛みが強く動くのも大変なので積極的に動くことは困難だと思います。

よく行ってしまうのが、力強いストレッチです。

①身体が硬くなってしまった
②ストレッチして筋肉を伸ばそう

痛みがあるときにストレッチを行うのは本来は良い選択です。

しかし、急激に強くなった腰痛に対しては
痛みを悪化させるリスクがあります。

急激に痛みが出ているときは、
筋肉やそれを包み込む筋膜が傷ついていることが多いです。

そのため、無理にストレッチをしてしまうと、
傷ついた組織をさらに傷つけてしまう可能性があります。

2:自分で行える応急的なケア

急激な痛みが出ている時の身体の特徴として

①痛みをこらえるために全身に力が入っている
②呼吸が浅くなる
③自律神経のバランスが崩れている

主にこの3つが挙げられます。

そのため、自分でも行えるケアはこの3点に対して行っていくものとなります。

①痛みをこらえるために全身に力が入っている

身体は力を入れることは比較的意識がしやすいいですが、
力を抜くのは意識的に行うのは実は難しいです。

そこで効果的なのが、お腹を緩めることです。

寝た姿勢、座った姿勢、もしくは立った姿勢など、
どの姿勢でも行うことができます。
姿勢は痛みが最も楽な状態を選べば大丈夫です。

ケアの方法:お腹をマッサージ

ポイント:基本は円を描くようにやさしく行う
ほぐれてきたらお腹の奥の方までほぐすように行っていく

②呼吸が浅くなる

痛みがあると人は呼吸が浅くなりやすくなります。
特に息を吐くのが短くなる傾向にあります。

呼吸が浅くなると、肩の周りや、
胸周りの力が抜けなくなります。

肩・胸周りが硬くなるとあばら骨の動きが硬くなります。

あばら骨の動きが硬くなると、
お腹・背中の筋肉も硬くなってしまいます。

無理矢理に呼吸を深くしようとすると、
肩・胸周りに余分な力が入ってしまいます。
余分な力が入ると、背中を通して腰回りの筋肉に刺激が入り、
痛みとなってしまいます。

なので、少しずつ行える範囲で呼吸を深くすることで効果が出てきます。

ポイント:呼吸を深くしようとすると吸うことに意識が行きやすいため
息を吐くことに重点を置くようにする。

③自律神経のバランスが崩れている

強い痛みが出ていると、身体は自律神経が乱れやすくなります。

元々、自立神経には2種類あります。

交感神経と副交感神経です。

大きく分けて、

【効果神経】
身体の興奮時に活発になりやすく、
身体が活動的になります。

【副交感神経】
身体の安静時に活発になりやすく、
身体がリラックスしていきます。

 

人間は痛みやストレスを感じると交感神経が優位に働くようになります。

短期的な痛みに対しては交感神経である、

アドレナリンが活発になることで痛みを麻痺させることができます。
運動中や物事に集中している時に痛みを忘れるのはこの効果です。

しかし、日常的な痛みや慢性的な痛みに対しては

副交感神経の活発が大事となります。

副交感神経が活発になることで、

筋肉の過剰な収縮が軽減します。

痛みの多くは筋肉が過剰に働くことで生じることが多いです。

そのため、副交感神経を活発にすることで
筋肉を休めることができます。

その結果、痛みの元となる筋肉を緩めることにもつながります。

3:実際に行い効果的だったケア

今回、急性な腰痛で来院された方へと行い、効果的だったケアをご紹介します。

①ケアを行うにあたって大事なポイント

急性腰痛の場合、姿勢が制限されます。

痛みが強い為、多くの方は寝ることができません。

そのため、座った状態や立った姿勢などの、

本人の痛みが少ない姿勢を確認しながら行っていきます。

②優先的に行ったポイント

痛みが出ている場所は腰ですが、

強い痛みが出ている時の腰部がガチガチに固まっています。

そのため、固まった腰部にケアを行うと

余計に痛めつけてしまいます。

そのため、最初に行う大事なポイントは腹部です。

③実際に行った具体的なポイント

ベッドに座った姿勢でお腹周囲の筋肉のケアを行いました。

ケアの場所は腹部表面の筋肉のリラクゼーション。

次に、横隔膜周囲のケアを行い広範囲にお腹を緩めました。

痛みが軽減してきて行える姿勢が増えてきたら、
脚のストレッチ、腕・肩甲骨周囲のストレッチを行いました。

急性腰痛は腰部の痛みがメインですが、
全身の疲労や硬さが原因となって起きることが多いです。

そのため、腰部だけでなく全身のケアが大事となります。

今回来院していただいた方は、

来院時の痛みが10⇒3~4まで軽減してご帰宅されました。

その後、症状は落ち着いているとのご連絡もいただきました。

まとめ

記事の冒頭でもお話しましたが、

急性の腰痛の際に最も大事なのは、

まずは安静にすることです。

動けるようになりましたら、当店でのケアを行わせていただき、
全身の調整を行わせていただきますので、
一度ご相談ください。

ご自宅でのセルフケアも有効ですので、

腰痛でも比較的行いやすい肩甲骨のケアの方法をこちらでご紹介していますので、

参考になれば幸いです。

肩こりがつらい時に行うと効果的なケアの方法

また、肩こりに対してのケアは動画でもご紹介しています。

当店では再発予防のために

身体全体の疲労の改善や身体を整えるケアを行っています。

是非一度お試しください。

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