今回は誰もが1度は気にしたことがある、姿勢についてです。
よく、『姿勢を良くしましょう』、『姿勢が悪いよ』、『姿勢が悪いから○○が痛くなるんだよ』など、聞くことがあると思います。私自身も幼い頃から家族に繰り返し言われ、学校でも注意されていました。
また、『姿勢を良くすることで、代謝が良くなり、ダイエットできます』、『姿勢を良くすると、周りから綺麗に見えるようになります』など、最近では健康面、容姿面でも姿勢は注目されています。
なので、この記事では
①そもそもなぜ良い姿勢が作れないのか
②良い姿勢のポイントとそのチェック方法とは
③良い姿勢を作るために必要なセルフケアとは
この3点をご紹介します。
姿勢を整えるためのケアは動画での紹介も行っていますので
合わせてご覧ください
1:なぜ、良い姿勢が作れないのか
実際に『姿勢を良くすると良いことだらけだから、姿勢を良くしよう』と思っても中々上手く姿勢を整えることは難しいです。
何故ならば、そもそも多くの人が『姿勢』というものをしっかりと教わったり、学んだことが無いからです。学んだことがないものを行うことはとても難しいです。
数少ない教わったものとしては、『背筋を真っ直ぐに』、『胸を張って』位だと思います。もちろん、この2点も間違いではありません。しかし、これだけでは良い姿勢を作るためには不十分です。
この2点の意識だけだと、このような姿勢になります。
パッと見としては良い姿勢に見えなくもないですが、この姿勢は背中に負担がかかりやすく、背部痛の原因になることもあります。
なので、良い姿勢を作るためには、他にも意識する点が必要となります。
2:良い姿勢のポイントとチェック方法
一般的に良い姿勢といわれるものには指標があります。
上から順に、耳たぶ・肩・お尻の横にある骨の出っ張り・膝の側面・外くるぶし
詳細としては若干のずれはありますが、およそ上記のラインが揃うと一般的に良い姿勢と言われます。
しかし、このラインを自分でいきなりそろえようとしても難しいです。
そのため、ラインを揃えるためのサポートがあると日常的にチェックが行えます。
軸を整える方法はこちらの動画でもご紹介しているので、合わせてご覧ください。
①壁に背を付けて立ちます
②踵・背中(肩甲骨)・後頭部を壁につけます。
この時にお尻や腰、頭が浮きやすくなります。
③腰に自分の手の平がぎりぎり入る程度の隙間にします。
④軽く顎を引きます。
以上の4点を順番に行っていくと形としては良い姿勢が完成します。
多くの方が実践すると不快感・姿勢を保つ窮屈感が出ると思います。
しかし、これを日頃から繰り返し行うことにより、硬くなった筋肉のストレッチを行うと同時に、理想とする姿勢のラインが正しい感覚として身体に身についてきます。
3:良い姿勢を保つためのセルフケア
1.理想的な姿勢の身体のラインを身につける
上記の『良い姿勢のチェック方法』で紹介した方法は、身体の理想的なラインを身に付けるためのセルフケアとしても有効です。
このセルフケアは壁があれば行えるため、日常的に行いやすいケアとなります。
そして、慣れてくると壁が無くても行うことができます。
しかし、『人間の感覚は自然と慣れて自然と狂う』ともいわれているため、綺麗な姿勢が作れるようになっても定期的に壁を使っての身体のラインを整えるセルフケアを行うことをお勧めします。
2.硬くなると姿勢を崩す原因になる筋肉を緩める
壁などを使って良い姿勢を作ろうとすると出てくる不快感・窮屈感は身体の硬さから生じるものが多いです。
身体が硬いことで起きることは
身体が思うように動かない、余分な力が入ってしまう
といったことが生じます。
姿勢を作っていく際に硬くなった筋肉が柔らかくなることは、意識せずに良い姿勢を作る大事なポイントとなってきます。
では、姿勢に影響を与えやすい筋肉となってくるのはどこかについてです。
お尻の筋肉
この筋肉の硬さで骨盤が前に傾くため、姿勢を崩す原因となります。
胸(鎖骨の下)の筋肉
この筋肉の硬さで背中が丸くなりやすくなります。
この2箇所が姿勢に影響を与えやすい筋肉となります。
お尻の筋肉のケアの方法
①ケアを行う姿勢
立った姿勢からケアをする方の脚を斜め前に出し、休めの姿勢をとる。体重はなるべくケアをしない側に乗せておく。
②実際に行うケアの方法
お尻の筋肉を広範囲に円を描くようにじっくりと押していきます。
胸(鎖骨の下)へのケアの方法
①ケアの姿勢
特別な姿勢はないため、イスなどに座った楽な姿勢で大丈夫です。
②実際に行うケアの方法
ケアを行うのと反対の手の平全体でケアポイントを幅広くほぐしていきます。
以上の身体のラインを整えるケアと身体を柔らかくするケアを行うことにより、日常的に良い姿勢を作っていくことができるようになっていきます。
良い姿勢を作るための細やかなポイントは他にもあるため、当店でのケアを受けていただき、全身のバランス調整を体験してみてください。
また、セルフケアの方法はYouTubeでもご紹介しているので、合わせてチェックしてください。